シトリン

シトリン

シトリンの効果・意味|富と繁栄をもたらす石

金運アップ、仕事運アップ、商売繁盛のパワーストーンの代表的な石として挙げることができるのがシトリンです。

あらゆるものにエネルギーを与える太陽のような存在。”太陽を象徴する石”と称される美しい石です。

”欲するものを引き寄せる力がある”とも言われている人気のパワーストーンです。

シトリンを鉱物的な視点で見てみよう

鉱物的に見るとシトリンとアメジストは極めて似ています。

どちらも水晶に微量の鉄イオンを含んでいます。結晶構造に違いによって光の波長が変わり、一方は紫色に見えて、もう一方は黄色に見えるようになります。

前者はアメジスト、後者はシトリンですね。

含まれる鉄イオンは熱によって変化するのですが、その変化が光の波長を変化させ、紫色に見えていたものが黄色に見えるようになったりします。

アメジストからシトリンへ変化したわけですね。

シトリンは加熱処理されて誕生するの?

自然界でアメジストが地熱などでじっくりと熱せられシトリンへと変化したものと、アメジストを人工的に加熱してシトリンへ変化させたもの、の2種類存在します。
(スモーキークォーツを加熱してシトリンにすることも稀にあるようですが、例外的な感じなので割愛しますね)

シトリンの色の違いでどちらに該当するかを見極めることはできるでしょうか。これは残念ながら”できない”です。

温度や熱せられる時間によって当然色合いは変わってきます。
また、濃いアメジストを加熱すると淡い黄色のシトリンになり、淡いアメジストを加熱すると濃い黄色のシトリンになったりします。

いろいろあるので、色合いで区別することはできなさそうですね。

ここでハッキリ申しますと、シトリンのほとんどは人工的に加熱したものです。
良質なアメジストを加熱して仕上げるシトリン。それはシトリンとして受け入れるべきものだと思います。

人気の宝石ブルートパーズも人工的に色付けされたものですが、それと同じ感じですね。

合成水晶を色付けしてシトリンっぽく仕上げたものや、酸化鉄をコーティングしてシトリンっぽく仕上げたものは論外です。これはシトリンではありません。

微量に含まれる鉄イオンの存在や結晶構造などなどで光の波長が・・・、といった発色原因であれば、それは堂々とシトリンと呼んでOKだと思います。

非加熱・天然色のシトリンとは

人工的に加熱処理していない、大自然の力によって誕生した天然のシトリンももちろん存在しています。

存在していますが、なかなか手に入れるのは難しいです。

しかし、実際に手に入れることは不可能ではありません。コンゴやザンビアから天然のシトリンが採れていますので、数は少ないですが目にする機会はあります♪

鮮やかな色合いではありませんが、天然シトリンならではの独特の表情をしています。

【写真】加熱処理で誕生したシトリンと非加熱・天然色シトリンを見比べてみよう

ということで現物を見てみましょう!

加熱処理シトリン、非加熱・天然色シトリン

明るい色合いの2粒は「加熱処理で誕生したシトリン」で、濃い色合いの粒が「非加熱・天然色のシトリン(コンゴ産)」です。

加熱処理のシトリンは馴染みのある表情をしていると思います。シトリンといえばこの色合い、表情とイメージされる方が多いと思います。

大きめの粒は高品質で、単価は比較的高いです。

そして右の一粒、これが非加熱・天然色のシトリンです。かなり品質が良い粒なのでとても美しいです。

もっと暗い色の粒もありますが、高品質になるととても美しいですね♪

明らかに違うのは、非加熱・天然色のシトリンにはクラック(ヒビ)がほとんどないという点です。

長い年月をかけてじっくりと変化していくので、このようにキレイに色付いていくのだと思います。

【動画】さらに詳しく見比べてみよう

写真のシトリンたちを動画で撮影していますので、ぜひご覧くださいませ。

どのシトリンも美しいですね♪

非加熱・天然色のシトリンは例外的な存在なので、これからも流通するほとんどのシトリンは加熱処理されたものになると思います。

人工的に加熱して生み出したシトリンだから価値は低い、ということはありません。

良質なアメジストを加熱して生み出す美しいシトリンは高価です。希少石に分類できる立派な鉱物だと思いますよ。

非加熱・天然色のシトリンを使用した作品も制作しています

当店ではプレミアムブレスレットに分類している作品の中に、非加熱・天然色のシトリン(コンゴ産)を使用したものもございます♪

鉱物名の表記にハッキリと明記していますのでぜひご確認くださいね。

シトリンを使用した作品一覧

素敵な作品がたくさんありますよ♪

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