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モリオンの効果・意味|最強の邪気払い・魔除け効果
邪気払い・魔除けの効果に関して、パワーストーンの中で最強といわれるモリオン。真っ黒の水晶です。圧倒的存在感です♪
『極めて強力なエネルギーを放ち続け、邪気や邪念、不安や恐怖、ネガティブな想いなどのあらゆる”負”を根こそぎ取り除き、傾いた人生の軸と強引に矯正し、人生を好転へと導く』といわれています。負の力を真正面から受け止めて消滅させるイメージです。頼もしいですね!
モリオンを鉱物的な視点で見てみよう
水晶が放射線をたっぷり浴びることで黒く染まっていきます。これがモリオンです。
”光を通さない完全な漆黒の石”と表現されるのですが、実際は光を通すものもあります。
モリオンの原石を見ると一目瞭然で、完全に真っ黒の部分もあれば、透けている部分もあります。どこを削って丸玉にしているかによって表情は違ってくる感じですね。
モリオンは人気の希少石ですが、人気ゆえにやはり人工的に作られているのも流通しているようです。
前述のようにモリオンは水晶に放射線を浴びさせることで誕生するのですが、自然界で長い年月を経てモリオンになるわけですが、人工的に放射線を浴びさせて短い期間で一気に黒くしてしまうことも可能です。要するに、人工的にモリオンを作り出すことができてしまうわけですね。
正式な鑑別機関でも、このどちらに該当するかを見極めるのは困難なのだそうです。
モリオンは光を通す?通さない?|透けるのか透けないのか
モリオンに関してしばしば議論されることがあります。
”光を通さない、完全に真っ黒であることがモリオンの必須条件なのか”です。
気になる方はネットでいろいろ見てみてください。サイトによって説明や見解が違うことが分かります。
ここではどの説明や見解が正しいかを申し上げるのではなく、モリオンを仕入れてきたこれまでの経験をご紹介しようと思います。
ずばり”モリオンは光を通すものもある”です。
モリオンの原石を見ると、根本から先端まで全体が完全に真っ黒のものもあれば、先端付近が透けていたり、ところどころ透けていたりするものもあります。
全体が真っ黒の原石から丸玉を削り出せば、当然すべて真っ黒で光を透さない(透けていない)丸玉に仕上がります。とても素晴らしいモリオンですね♪
一部分が透けている原石から丸玉を削り出せば、すべて真っ黒の丸玉もあれば、一部透けている丸玉、全体的に透けている丸玉が出来上がります。
もうお分かりですね。光を通す(透けている)モリオンも存在するということになります。
念のために申し上げますと、光を通す(透けている)といっても、スモーキークォーツのようなクリアな表情ではなく、パッと見た感じは真っ黒ですが、強い光を当てて見てみると透けていることが分かる感じです。
重要なのは、光を通さないモリオンを厳選すること
天然モリオンを仕入れた場合、光を通す粒も混ざってきます。
できるだけ光を通さない(透けていない)粒を厳選してブレスレットなどに使用します。
仕入れたモリオンのすべてが、いつも”光を通さない(透けていない)”であれば、それは人工的な照射処理で誕生したモリオンである可能性が高いのかもしれません。
天然モリオンでは、そう都合良くすべて光を通さない(透けていない)粒で統一されることはないので。
経験上、チベット産モリオンは光を通す(透けている)粒の割合が多いです。
当店は天然モリオンを使用しています(照射処理は施されていません)
当店は自然界で仕上がった天然のモリオンを仕入れていますが、それは当店が小規模に運営しているから実現できているのだと思います。
毎日たくさんのモリオンをどんどん使用していくと、すぐに手に入らなくなってしまうと思います。希少石ですので、大量に手に入れることはできませんから。
当店は規模が小さいので大量に仕入れなくても日々の制作活動に支障をきたすことはありません。人工的に照射処理して量産されたモリオンに頼る必要はないわけです。
(そもそもそういったものに頼ること自体が問題ですけどね)
はたして、人工的に量産されたモリオンはどれくらい流通しているのでしょうか。私の個人的な予想では、かなり大きい割合で人工的なモリオンが占めているのでは、と思っています。
ロシア産モリオンとチベット産モリオン、稀に岐阜県中津川市蛭川産モリオン
当店はロシア産とチベット産のモリオンを仕入れています。もちろん自然界で仕上がったモリオンたちです。
岐阜県中津川市蛭川産のモリオンも数粒ほど手に入れたことがあるのですが、限定品として販売させていただき即完売となりました。チャンスが巡ってきたらまた手に入れたいと思っています。
ロシア産は今のところ安定して流通していますので、仕入れたモリオンからキレイな表情の粒を厳選して仕上げることができます。なので当店のモリオンはとても美しいです♪
チベット産はロシア産より希少価値がドンと高くなります。流通量がかなり少なく、また、原石由来の傷が多いのが特徴です。硬い岩盤の中で成長するので、成長の過程でガリガリと削られて傷だらけになってしまうわけですね。
発見するのが難しいため採れる量が少ないです。なので希少価値が高いわけです。
ロシア産は仕入れた粒から厳選することができますが、チベット産はそれがほとんどできません。仕入れることができる数が少ないからです。
あまりに傷が深すぎたり、大きく欠けたり凹んでいる粒は使用を避けていますが、よく見ると傷がとても多いです。また、透けている部分があったり、全体的に透けている粒もあります。
チベット産は粒ごとに個体差がかなりあるのが特徴です。
この個性がチベット産モリオンの魅力でもあるので、あえて”個性が強い粒を使って仕上げてほしい”というご要望を頂戴することも多いです♪
モリオンはかっこいい石ですが、同時に気品ある美しさも兼ね備えています。男性が身につけるとカッコよく、女性が身につけるとエレガントですよ♪
ちなみに、こちらはチベット産モリオンの原石です。
手のひらにポンと載せれるくらいのサイズですが、とても存在感がありますね!
(黒いのでハッキリ見えないと思いますが、独特の雰囲気はお伝えできると思います)
【画像】ロシア産モリオンとチベット産モリオンを見比べてみよう
左がロシア産で右がチベット産です。ただ、真っ黒なので違いが分からないですね。
前述したとおり、チベット産モリオンには原石由来の傷があります。右のモリオンには傷が多くあるのですが、写真だと確認できませんね。
なので、次は動画で見てみましょう。
【動画】ロシア産モリオンとチベット産モリオンを見比べてみよう
動画だとチベット産モリオンの原石由来の傷をご確認いただけると思います。
こうしても見ると、同じモリオンでもだいぶ表情が違いますね。
ロシア産は気品があって女性的な美しさがあり、チベット産はマッチョで頼もしい男性的な美しさがあります。
傷がないと思って手にした石に傷があると残念な気持ちになりますが、チベット産モリオンのような鉱物は傷そのものも愛おしく感じますね♪
本日、注文していたモリオンが届きました!想像以上にかっこよくエレガント。ヒマラヤ水晶によりキュートさもあり、とても満足しております。ゴールデンオーラのパワーも加わってもういいことしか起きないだろうな!という予感しかありません。またお願いすることがあると思いますので、よろしくお願いします。
下田裕也でございます。コメントいただきありがとうございます。お気に召していただけとても嬉しいです♪石たちも喜んでいると思いますよ!メンテナンスが必要になりましたらいつでもお気軽にお申し付けくださいませ。キレイにお直しさせていただきますので♪今後ともぜひよろしくお願い申し上げます。