目次
ブレスレットの豆知識|丈夫に仕上げるためのゴムの使い分け
ブレスレット制作に使用するゴムといえば
- シリコンゴム
- オペロンゴム
を挙げることができます。
どちらも定番ですが、どちらかといえばオペロンゴムの方が広く用いられているように思います。
理由は簡単で、オペロンゴムの方が簡単にブレスレットを制作できるからです。
なぜ簡単かは実際に経験しないとピンと来ないと思いますが、一度試してみると「あぁ、なるほど!たしかにオペロンゴムの方が作りやすいな」と実感できると思います。
さて、今回は【ゴムの使い分け】を私の経験をもとにご紹介してみようと思います。
※当店では着色されたシリコンゴム、オペロンゴムは採用していませんので、下記の内容はどちらも無着色のものを使用する前提でございます。
(シリコンゴムは無色透明、オペロンゴムは白色になります)
シリコンゴムを使った方が良い場合
シリコンゴムは無色透明なので、天然石の色を邪魔することなくブレスレットに仕上げることができます。
水晶を筆頭に、透明度の高い石をたくさん使用する場合はシリコンゴムが良さそうですね♪
石の通し穴に合った太さのシリコンゴムを使用しよう
小さい通し穴に無理やりねじ込むこともできなくはないですが、キレイな仕上がりになりません。
石と石の間に変な隙間ができてしまいますし、ブレスレットも全体的に硬くて伸びない感じになるので着け外しが難しくなります。
スッと抵抗なく通せる太さのシリコンゴムでしたら、とても美しくて耐久性のある仕上がりになります。
(直径1.0mmまたは0.8mmであれば十分耐久性のあるブレスレットに仕上がります)
経験上、シリコンゴムを2本使って仕上げるのはあまり良い結果にならないので、特別な理由(2本使用してほしいとのご要望など)がない限りはシリコンゴムは1本で仕上げます。
オペロンゴムを使った方が良い場合
通し穴がとても小さく、シリコンゴムをスッと通すことができない場合はオペロンゴムの出番です。
また、大きな石をたくさん使った重量のあるブレスレットの場合もオペロンゴムが最適です。
とても細い通し穴の石を使用する場合
オペロンゴムは細い通し穴にもスルスルッと通せることが多いです。
(オペロンゴムも通せないほど小さい通し穴の石は、そもそもブレスレット制作には使用しないのが無難です)
前述のとおり無理やりねじ込んで仕上げるのはよい結果にならないので、シリコンゴムを通せない場合はオペロンゴムを使用するようにしています。
重量のあるブレスレットの場合
重量のあるブレスレットの場合もオペロンゴムが最適です。
理由は「キュッと絞って仕上げることができるから」です。
キュッと絞って仕上げれるので、重量のあるブレスレットでも緩みにくくて丈夫な仕上がりになります。
(実際に試してみると分かりやすいですが、シリコンゴムだとキュッと絞って仕上げるのは難しいです)
オペロンゴムを2重にするか4重にするかは通し穴の大きさ次第
やはりオペロンゴムも無理やりねじ込むのはよくないです。
オペロンゴムを4重にしてもスッと通せるだけの大きな通し穴があれば4重、そうでなければ2重です。
テクニック|通常のオペロンゴムと細いオペロンゴムの2本を使って仕上げる
十分な大きさの通し穴はないけれど、重量的に4重にしたいときもけっこうあったりします。
そういった場合のテクニックとして、通常のオペロンゴム(太さ0.6mmくらい)と細いオペロンゴム(太さ0.3mmくらい)の2本を使って仕上げます。
それぞれ2重にするので結果として4重になりますね。
この方法はかなり使えます!
なので、通常の太さ以外に0.3mmくらいの細いオペロンゴムも手元に置いておくとよいですよ。
ぜひ試してみてくださいね♪
ブレスレット制作の経験者向けの内容なので細かい説明は省いています。
分からない点などがありましたらお気軽にメールしてくださいね。
色付きのゴムを使用しない理由
石にゴムの色が付着してしまって取れなくなってしまうことがあるからです。
それに、せっかくの天然石の美しさが分かりにくくなってしまうのも個人的にあまり好みません。
たとえば透明度の高いアメジストのブレスレットに紫色のゴムを通して仕上げた場合、アメジスト本来の色より濃い印象になると思います。
透明度の高いルチルクォーツのブレスレットに黄色のゴムを通して仕上げた場合、全体的にゴールド感が強くなって豪華な印象になります。
どちらもキレイな印象の仕上がりになるかもしれませんが、”ゴムの色”の影響が大きいですよね。
私は天然石の色を楽しみたいです♪
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