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マンモス・アイボリー(マンモスの牙の化石)の効果・意味|安定、信頼、そして幸せの象徴
マンモスアイボリーはパワーストーンではありませんが、縁起の良いお守りとして人気がる希少な化石です。
ゾウは縁起の良い動物とされており「安定」や「信頼」の象徴と言われています。
また、国や宗教によってはゾウは神そのものとして崇められていて、幸せを運んできてくれる「幸福の象徴」とも言われています。
マンモスはゾウの仲間なので、マンモスアイボリーは幸せのお守りとしてとても人気があります。
マンモス・アイボリー(マンモスの牙の化石)って何?
文字通りマンモスの牙の化石です。あのマンモスです。
歯と同じで骨に似た成分になります。
こんな表情をしています。
1万2000年前には絶滅していますが、マンモスは大昔の動物の中でも圧倒的な知名度を誇っていますよね。
テレビ番組ポンキッキの”ほえろ!マンモスくん”という歌を覚えておられるのではないでしょうか。
40~50代くらいの方なら懐かしいと思うかもしれませんね。私は今でも口ずさめます♪
意外なことにマンモスアイボリーはユーラシア大陸北部などの永久凍土から今でも採れます。
ボロボロになったものも多いようですが、キレイな状態で採れることもあるようです。
素材としても希少価値は高いですが、今のところ流通は安定しているので価格が暴騰することはなく、比較的手に入れやすい価格で取引されています。
なので当店でも扱うことができているわけですね。
指先で触れた感触としてはとても軽く、鉱物のようなひんやりした感じはまったくありません。
他の何とも類似しない独特の質感をしています。
象牙とマンモスの牙
象牙は文字通り”ゾウの牙”です。
ワシントン条約により輸入は原則禁止で、「国際希少野生動植物登録票」がないと譲渡や売買は固く禁止されています。
一方でマンモスの牙は”マンモスの牙の化石”で、マンモスアイボリーとして広く流通しています。
たまに象牙の印鑑などあったりしますが、輸入禁止になる前に日本に入ってきた個体を使っているそうです。
マンモスアイボリーを彫って作った印鑑は今も製造されていて人気があります。
そして同じようにブレスレットなどに使えるようにビーズ状に加工されたものも流通しています。
象牙は非常に硬くて粘り気がありますが、マンモスアイボリーは象牙よりは柔らかく加工しやすい特徴があります。
とはいえ象牙質なので強度はとても高いです。
象牙とマンモス牙識別マニュアル|環境省
環境省のHPに”希少種識別マニュアル”というページがあるのですが、そこに【象牙とマンモス牙識別マニュアル】というPDFファイルが掲載されています。
いろいろ詳しく掲載されているのでリンクを貼っておきますね。
自然環境・生物多様性|希少種識別マニュアル(環境省)
象牙とマンモス牙識別マニュアル
上記のマニュアルに”紫外線による蛍光特性”との説明がありますので、当店が確保しているマンモスの牙にブラックライトを当ててみました。
マンモスアイボリーにブラックライトを当てた状態でiPhoneで撮影しました。
直接目視するより写真にした方がハッキリと蛍光特性を確認することができました。
こうして見るとかなりハッキリ分かりますね。
白っぽい石にブラックライトを当てると同じようになるんじゃないか、と思ったのでホワイトオニキスにブラックライトを当ててみました。
こちらはホワイトオニキスです。こんな感じになりました。
ホワイトオニキスでは蛍光特性はまったく確認できないので、前者のマンモスアイボリーは識別マニュアルのとおり蛍光特性があると言えますね。
マンモスアイボリーの表情と同じなのに蛍光特性がまったくない場合、もしかするとプラスチックの模造品かもしれませんのでご注意ください。
マンモス・アイボリー(マンモスの牙の化石)の鑑別書
ロシアから中国へ渡り、中国から日本に入ってきます。
その際、日本の税関でかなり厳しいチェックが行われます。問題なければ日本に入ってきます。
その後、日本彩珠宝石研究所にてブレスレット単位で鑑別され、ブレスレットと鑑別書がセットになって販売ルートに乗る流れです。
当店が確保しているマンモスアイボリーも上記の流れでやってきましたので手元に鑑別書があります。
(クリックすると拡大表示されます)
右上にシリアルナンバーがあります。同じナンバーの鑑別書は存在していません。
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