ルビー

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ルビーの効果・意味|圧倒的な知名度を誇る宝石の女王

宝石の女王・勝利の石などと称されるルビー。炎が灯るように心の奥底から湧き上がる情熱。ルビーの色は不滅の炎とも称され、不死身の象徴ともされています。

圧倒的な知名度と人気を誇る宝石、ルビー。

  • 宝石の女王
  • 勝利の石
  • 情熱の象徴
  • 不死身の象徴

などと称されています。

その美しさはあらためて説明するまでもありませんね。

炎が灯るように心の奥底から湧き上がる情熱を感じます。ルビーの色は”不滅の炎”と称され、不死身の象徴ともされています。

手にするだけで勝利が約束されるような、それほどの強烈なパワーを放つ女王です。

宝石としてのルビー|小さじ1杯の1/10で100万円!?

鉱物としてはサファイアと同じコランダムで、赤い色をルビー、その他がサファイアとなります。

多くの方がルビーと聞いてイメージするのはこの表情だと思います。

宝石としてのルビー

まさにルビーですね!

こちらはもちろん宝石なのですが、「お高いんでしょう?」とつぶやきたくなりますよね。

宝石として扱うことができる美しい天然ルビーの場合、3カラットで65-100万円はするそうです。

小さじ1杯の塩が約6gなので、3カラット(0.6g)とはその十分の一です。

10カラットにもなると新車のフェラーリを買った方が安いほどです。

さすが宝石の女王です。お値段も超一流です。

申し上げるまでもなく、このような美しいルビーはほとんど採れません。だからこそのお値段です。

とはいえ、ルビーそのものはたくさん採れます。

ほぼすべては傷だらけで透明感はなく、イメージするルビーの表情のそれとはかけ離れています。石ころと変わりない感じです。

ごくごく一部、天文学的なわずかな確率で宝石として扱えるルビーが採れる、というわけですね。

ルビーの加熱処理とは?|エンハンスメント

一般的にルビーは加熱処理されていることがほとんどです。

上記のような宝石ルビーは天然色であることが前提ですが、お値段からも分かるように希少価値があまりに高過ぎて手に入らないです。

そこで、色合い的にあまり美しくないものや色ムラが多いものを加熱処理することでキレイな表情に整えることができます。

鉱物を加熱処理するのは紀元前1300年頃の古代エジプトですでに行われていたことが分かっています。

鉱物本来の美しさ、潜在的な美しさを引き出す処理(エンハンスメント)として親しまれています。

ルビーを加熱すればキレイな色になるの?

なんとなく簡単にできてしまうように感じますが、実際はそう簡単にはいきません。

温度と大気組成、圧力など、いろんな要因が複雑に影響し合っていて、特定の条件を満たした場合のみ微量元素が科学的反応を起こして美しい表情になります。

そう簡単には成功しないため、加熱して美しさを引き出したルビーは、前述した宝石ルビーほどはないにしてもとても高価です。

ちなみに、加熱したルビーの美しい色合いは一生退色しません。美しさを保ち続けるわけですね。

ルビーのグラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)とは?|トリートメント

ルビーのグラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)、これは詳しく説明する必要があります。

加熱処理は”潜在的な美しさを引き出す(エンハンスメント)”でしたが、グラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)は”本来持っていない要素を付与して改良する(トリートメント)”と表現できます。

人の手で強引に美しく作り変えるわけです。なので、もちろん天然色ではありません。

宝石として扱えるルビーはあまりに高価で手に入りません。しかし、その美しさに魅了され、手に入れたくなるものです。

その欲望を叶えてくれるのがグラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)になります。

グラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)の程度と価値|ルビーと鉛ガラスの割合

これはとても重要な内容です。

グラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)に関する説明をしているサイトはいろいろありますが、”程度と価値”にまで説明が及んでいるものは少ないと思います。

鉛ガラスをルビーに浸透させて仕上げるわけですから、ルビーと鉛ガラスが一体化するわけですね。

では、ルビーと鉛ガラスの割合はどうなっているでしょうか?

グラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)は

  • 重度:約10%
  • 中度:約1.5%
  • 軽度:約0.5%

に分けることができます。

パーセンテージの数字は、全体に占める鉛ガラスの割合です。

重度は全体の10%ほどが鉛ガラスになるのですが、これはルビーとしての価値はなく、とても安価に売買されます。

軽度になると全体の0.5%ほどが鉛ガラスなので、99.5%はルビーです。これは高価に売買されます。

いかがでしょうか。

鉛ガラスを含浸させると聞くと「え?ルビーじゃなくてガラスなの?」って思ってしまいますが、実際のところほとんどがルビーなんです。

ちなみに当店が扱っているグラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)を施したルビーは”軽度”に分類されるものなので、とても単価が高いです。

ルビーと鉛ガラスの割合の見分け方:X線透過性検査(レントゲン検査)

当然のことながら”ルビーと鉛ガラスの割合の見分け方”を知りたくなりますよね。

お手軽に見分ける方法はないのですが、X線透過性検査(レントゲン検査)で見分けることができます。

「重度」になると全体が真っ白に写ります。「中度」「軽度」はうっすら白っぽい線が見える感じに写ります。

白っぽく写っている部分が鉛ガラスです。

もしレントゲン検査をするあの機械?を使うことができる環境があれば試してみてくださいね。

ルビーと鉛ガラスの割合の見分け方:フッ化水素酸に浸ける

フッ化水素酸はガラスを腐食する性質があるので、3日ほどフッ化水素酸の溶液に浸けておくと鉛ガラスをルビーから取り除くことができます。

3日ほど浸けておき、その後溶液から出して乾燥させると一目瞭然の結果となります。

  • 重度:ボロボロになります。全体的に白っぽくなり、崩れていて原型はありません。
  • 中度:全体的に白っぽい色ムラが出来ます。色が薄くなった感じになりますが、形状は保たれたままです。
  • 軽度:中度と似た感じですが、比較的に白っぽい部分が少ないです。

フッ化水素酸は毒性が非常に高いので、もしフッ化水素酸の溶液を手に入れることができたとしてもこの実験はしないでくださいね。

【写真】当店が扱っているルビーの現物をご紹介します

当店では「軽度」のグラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)を施したルビーを扱っています。

こちらが当店が扱っている粒です。大きな粒は10mmです。

当店が扱っているルビー

もしこれらのルビーが完全な天然モノだった場合、いったいどれほどのお値段になるのでしょうか。想像すらできませんね。

それほどの美しさを現実的なお値段で手に入れることができるわけですから、「軽度」のグラスフィールド処理(鉛ガラス含浸処理)は素晴らしい技術であると確信できますね!

宝石ルビーと比べるとはるかに安価ですが、他の鉱物たちの粒と比べるとはるかに高価です。

同じ10mmで高品質のラリマーは極めて高価なのですが、同じ10mmのルビーは高品質ラリマーの倍以上の単価になります。

そのため、ブレスレットのお値段はどうしても高価になってしまいますが、これほどの美しさを誇るルビーを現実的なお値段で手に入れることができますので、とてもお得だと思います♪

ルビーを使用した作品一覧

素敵な作品がたくさんありますよ♪

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