ラピスラズリ

ラピスラズリ

ラピスラズリの効果・意味|幸運を招く石

深く濃い青色が特徴のラピスラズリ。「幸運を招く石」と呼ばれ、不幸を寄せ付けない聖なる力を宿している、といわれています。

水晶と並びとても古い時代から人類とともに歩んできた歴史を持ちます。”聖なる石”として邪気祓いの儀式や呪術に用いられてきました。この辺のことはあらためて説明しますね。

その強烈な存在感で心を惹きつけます。有無をいわさぬその魅力は圧巻です!

精神的な癒やしはもちろん、肉体的な癒やしまでもたらすといわれています。また、洞察力や直感力を養う”知恵・知性の石”としても知られており、昔から勉学に励む学生や研究者などに愛されてきました。

備えている才能・能力を最大限に引き出し「結果」をもたらしてくれるパワーストーンだといえるでしょう。現代社会に生きるすべての人に、ラピスラズリはおすすめです。ぜひ手にしていただきたいパワーストーンでございます。

ラピスラズリを鉱物的な視点で見てみよう

前述したとおり、ラピスラズリは強烈な存在感があります。

深く濃い青色は他の鉱物とは一線を画するほどで、天然石のことをあまり知らなくても、一度でもラピスラズリを見た経験があると、その後はパッと見た瞬間に「ラピスラズリだ」と分かると思います。

色合いの幅は広く、明るい色合いから暗い色合いまであります。

色合いそのもので品質が評価されるわけではありませんが、いろんなラピスラズリを見てきた経験から、高品質のラピスラズリは濃い色合いをしている傾向にあると感じています。

ソーダライト、アズライト、パイライトなどが混ざっているのですが、ラピスラズリを象徴する色合いはアズライトの成分が貢献しています。

ラピスラズリはとても人気がありますが、希少石なので比較的単価が高いです。

美しい色合いの高品質ラピスラズリをずらりと並べたブレスレットだと、気軽に手を出すことができないほどのお値段になってきます。

なぜかとても安く販売されている場合、それは本物のラピスラズリなのでしょうか。慎重に検討する必要がありそうですね。

フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」とラピスラズリの関係

オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の代表作のひとつである「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」をご存知でしょうか。

20年近く前でしょうか。大阪市立美術館でフェルメール展が開催されたのでもちろん足を運びました。1時間ほど並んでようやく美術館に入り、人混みをかき分けるように進んで「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」の現物を目にしました。

今でも鮮明に記憶しています。天然石と同じで、絵画も現物が一番ですね♪

真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)

絵画にあまり興味がなくても、この絵は見たことがあると思います。

少女のなんともいえない表情も魅力ですが、ターバンの存在感もすごいですよね。このターバンは、ラピスラズリを原料した絵の具で描いたそうです。

ラピスラズリは今も希少価値が高いですが、フェルメールが描いていた当時も極めて高い価値があり、通常の青の絵の具と比べると、ラピスラズリを原料とした絵の具は100倍以上のお値段だったそうです。
当時のラピスラズリは純金と同じくらいの価値があったそうです。

【画像】高品質ラピスラズリと良質ラピスラズリを見比べてみよう

「高品質」と「良質」のラピスラズリを見比べてみることにしましょう♪
色合いの違いをご覧ください。

良質ラピスラズリと高品質ラピスラズリ

濃い色合いなので写真だと黒っぽく見えるかもしれませんが、一番左が「良質」で、右の2粒が「高品質」になります。

良質ラピスラズリは不純物が多いので、表面にいろんな色合いが混ざっていますね。

それに対して高品質ラピスラズリは全体的に美しい表情をしています。発色も極めて良い感じですね。

鉱物的な価値はもちろん高品質ラピスラズリが格上ですが、良質ラピスラズリも根強い人気があります。

パイライトが表面にたくさん顔を出しているラピスラズリを好む方もおられます。

なので高品質だからよいということではなく、いろんな表情の中から好みのものを選ぶことができる、ということですね。

ちなみに、当店は高品質ラピスラズリを使用しています。

【動画】高品質ラピスラズリと良質ラピスラズリを見比べてみよう

写真だと違いが分かりにくかったと思いますが、動画だとハッキリと違いが分かります。

高品質ラピスラズリは、色合いや表情から明らかに品質が良いことが分かりますね。

天然色でこれほど美しい色合い・表情のラピスラズリはなかなか手に入らないと思います♪

【余談】ラピスラズリと古代エジプト

古代エジプトのシク・アブド・エル・クルナの墓所で発見された女性のミイラは、天然石でつくられた装飾品(ネックレスなど)を身につけていたそうです。

かなり高貴な生まれの女性であることが分かったそうですが、装飾品のひとつにラピスラズリがあったそうです。

とても価値のあるもので、今はベルリン博物館に収められているそうです。

効果があったのかは分かりませんが、古代エジプトでは病気の治療にラピスラズリが用いられていたそうです。

治療というより儀式のようなものでしょうか。ラピスラズリは神聖が石として崇められていたので、神への祈りによって病を治そうとしていたのかもしれませんね。
(まさか粉末にして飲んでいたわけではないと思うのですが・・・)

バビロニアからエジプトの国王に対する贈り物の中に、ラピスラズリが含まれていることも多かったそうです。
また、エジプトの大神官はラピスラズリでできた女神マアトの像を首からぶら下げたいたことも分かっているそうです。

古代エジプトの歴史を見ていると、天然石の名前がよく登場します。

カーネリアンやルビーもよく登場しますが、ラピスラズリの名前が出てくる頻度はとても多いように感じました。

満州王朝の皇帝が行う儀式はいくつかあるそうですが、その中のひとつはラピスラズリの装飾を身につけて行うことが慣例になっていた、という話もあります。

ラピスラズリはいつの時代も特別な存在だったのでしょうね。

そんなラピスラズリを私たちも同じように手にすることができるのですから、地球の恵みに感謝ですね♪

ラピスラズリを使用した作品一覧

素敵な作品がたくさんありますよ♪

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