ヒマラヤ水晶について

ヒマラヤ水晶について

水晶といえば無色透明の水晶玉をイメージされる方が多いと思います。そのイメージに合致するのは”ブラジル産”になります。
圧倒的な透明度を誇る美しい水晶の産地はブラジル産ですので♪

ちなみに、当店で「水晶」と表記しているのはブラジル産の天然水晶のことでございます。
合成水晶などの人工水晶は一切使用していません。

私の中で”特別な水晶”として挙げるなら、アゼツライトとヒマラヤ水晶です。
アゼツライトに関しましてはこちらをご覧くださいませ♪

アゼツライト

2018.05.13

ヒマラヤ水晶について

当ページではヒマラヤ水晶に関して詳しくご紹介しますね!

文字通り「ヒマラヤ山脈付近」で採れる水晶のことを指します。

ヒマラヤ山脈はアジアが誇る”地球上で最も標高が高い地域”です。ひとつの山ではなく、無数の山々で構成されています。全体を指してヒマラヤ山脈と呼びます。

標高8,848mを誇る世界最高峰の山といえば、もちろんエベレストです。
エベレストもヒマラヤ山脈を構成する山々のひとつです。そう考えると、ヒマラヤ山脈というのはとてつもなく巨大なスケールですね。

私たち日本人には少しイメージしにくいかもしれませんが、ヒマラヤ山脈は5つの国にまたがっています。
インド、ネパール、パキスタン、中国、ブータンです。

天に最も近い場所。神々に最も近い場所。そう表現される神聖な存在でもあります。世界最高峰の霊山といわれています。

そんなヒマラヤ山脈付近から採れた水晶。私が”特別な水晶”として挙げる理由をお分かりいただけたと思います♪

ヒマラヤ水晶の採掘について

ヒマラヤ山脈と聞くと真っ白な雪に覆われた山々をイメージすると思います。ヒマラヤ水晶は、積もった雪をせっせと掘り返し、雪の下から採れるのでしょうか。

答えは「No」です。

断崖絶壁の大きな大きな壁のような斜面を地道にガリガリと削っていって採掘作業をするのが基本です。命がけですね。
もちろん重機やダイナマイトは使用できません。すべて人の力だけで作業をします。

ここで疑問が生じます。
エベレストなど世界トップレベルの標高の山に登るのは容易なことではありません。そんな山に登って鉱物を採掘できるものでしょうか。

たとえば標高8,611mの山。世界第2位の高峰として知られるK2。
K2産のヒマラヤ水晶も流通していますが、具体的にどうやって採掘しているのでしょうか。

正直申しまして私は把握していないので、当店では”採掘に関する詳細を把握しているガネーシュヒマール産”を仕入れるようにしています。

当店はガネーシュヒマール産を仕入れています

当店が使用しているヒマラヤ水晶はガネーシュヒマール産なのですが、ガネーシュヒマール産は採掘に関して詳細をある程度把握しています。

ネパールの首都カトマンズの北東にそびえ立つ山々。標高は約7400mほどを誇ります。像の顔を持つ神様ガネーシャが住む山として愛されています。

実際に採掘作業が行われるのは標高2000-4500mほどにある鉱山です。ガネーシュヒマールそのものではなく、鉱山は雪山ではなくて緑が多い森になります。

向こうの方にガネーシュヒマールの山々を見渡すことができる場所にある鉱山です。言い換えますと”ガネーシュヒマールの山々が見守る神聖な場所”ですね♪

これはとても重要です。
標高7000m以上を誇るガネーシュヒマールに登って雪を掘り返して採掘作業をするのではなく、ガネーシュヒマールの山々を見渡すことができる場所にある鉱山から採れる水晶です。

誰でも採掘作業ができるわけではありません。この土地にゆかりのある人々だけが採掘作業を許されています。神聖な場所ですからね。
もちろん重機などは使用できませんので、人の手で地道に採掘します。希少価値が高いのは当然ですね。

いかがでしょうか。
ガネーシュヒマール産のヒマラヤ水晶に関してだいぶ詳細にイメージできるようになってきたと思います。
採掘に関しても納得ですよね。なので仕入れています。

前述のように、たとえばK2産は具体的にどの辺で採れたものなのでしょうか。
文字通りK2に登って採掘するとは考えられないので、K2が目の間に広がる場所にある鉱山ということなのでしょう。
この辺の詳細を把握することができていないので、把握できているガネーシュヒマール産を仕入れるようにしています。

これで当ページの内容を終えてもよいのですが、せっかくなので代表的な7つの産地をご紹介しますね。

ヒマラヤ水晶に関してネットで調べたりしていると、おそらく下記の産地が挙げられていると思います。

ガネーシュヒマール産(ネパール)

ガネーシュヒマール産(ネパール)
詳細は前述させていただきました。
当店はこのガネーシュヒマール産のヒマラヤ水晶を仕入れています。

安定してずっと仕入れ続けることは難しいので、手に入るタイミングでできるだけまとめて仕入れておくようにしています。

写真のように、向こうの方にガネーシュヒマールが見渡せる場所にある鉱山で採れる水晶がガネーシュヒマール産でございます。

マニカラン産(インド・クル市)

マニカラン産(インド・クル市)
タイミング次第なのですが、マニカラン産のヒマラヤ水晶(さざれ石)が手元にあるとき、プレゼントとして少量ですが同梱させていただくことがございます。

(安定して仕入れることができないので、正式なラインナップに加えることができない感じです)

浄化力に優れた水晶として挙げられるのがマニカラン産のヒマラヤ水晶です。
マニカランはシーク教の聖地なので、シーク教の寺院がたくさんあります。また、ヒンドゥー教の寺院もあります。

マニカランは温泉地としても有名です。ヒマラヤの奥地にある天然温泉。ステキですね!
ちなみに、下着や水着を着用して温泉を楽しむのがルールです。この辺は日本の温泉と違いますね。

小さな村ではありますが、石造りの立派な建物も多く、ホテルやお土産屋さんもあったりします。ショールが名産です。伝統的な技術でお織りで一枚一枚丁寧に作るショール。素晴らしい逸品ですね♪

マニカラン行きのバスがあるので便利です。便利ですが、日本のバスのように快適ではないですし、ましてやヒマラヤの奥地ですので、車酔いに要注意ですね。

マニカランには鉱山がいくつかあるので、採掘のイメージもつきやすいです。なので、マニカラン産のヒマラヤ水晶も、手に入れることができるチャンスがあれば積極的に買い付けています。

カンチェンジュンガ産(ネパール)

カンチェンジュンガ産(ネパール)
エベレスト、K2に次いで世界第3位の標高(8,586m)を誇ります。ネパール東部とインド・シッキム州の国境付近になります。

1850年頃は、カンチェンジュンガが世界最高峰だと考えられていたそうです。

カンチェンジュンガにたどり着くまでには5-7日ほどかけてトレッキングすることになります。

岩でゴツゴツした山々を越えていくことになりますので、この辺が鉱山になっているのだと思います。
さすがに、カンチェンジュンガに登って採掘作業は無理でしょうから。

ダージリンという紅茶がありますよね。ダージリンは標高2,134mなのですが、カンチェンジュンガを眺めることができるので、観光地としても有名です。

ダージリン・ヒマラヤ鉄道という登山鉄道がありますが、これは世界遺産に登録されています。

カンチェンジュンガはネパールとインドにまたがる巨大な山なのですが、ネパールでは採掘禁止なので、流通しているカンチェンジュンガ産ヒマラヤ水晶は具体的にどの辺で採れたものなのでしょうか。
詳細がよく分からないので、当店では扱っていません。

マナスル産(ネパール)

マナスル産(ネパール)
標高8,163mで世界8位の標高です。サンスクリット語で「精霊の山」です。
そして、マナスルに初めて登頂(1956年)したのはなんと日本人なんだそうです♪

世界の果てまでイッテQ!というテレビ番組でイモトアヤコさんが登頂に成功したことでも有名ですね。

たくさんのシェルパやガイド、そして医師などが同行し、ものすごいお金をかけて成し遂げたものなので”イモトアヤコさんが登頂に成功”と表現することに関して批判があるようなのですが、同じ豪華な布陣だったとしても私には成し遂げれないことなので、やはりスゴいことだと思います♪

マナスル産のヒマラヤ水晶はどの辺の鉱山で採ったものか良くわからないのと、流通量は極めて少ないので、手に入れるチャンスはこれからもなさそうな気がします。

仮に手に入れるチャンスがあったとしても、いろいろ分からないことが多いので、個人的なコレクションとして買い付けるに留めることになると思います。

マカルー産(ネパール)

マカルー産(ネパール)
標高8,463mで世界5位の標高です。ネパールとチベットにまたがっています。
世界屈指の”登りづらい山”なんだそうです。

「マカルーの西壁」は人類の限界を超えたルートで、世界の一流クライマーたちの挑戦をすべて跳ね返したそうで、西壁のルートは未だに誰一人として成功していないそうです。

いったいどんなルートなのだろうと気になりますが、挑戦しようという気持ちは一ミリも湧いてこないので、西壁のルートを制覇した超人のドキュメンタリー番組があればぜひ観たいですね♪

果たして、誰が最初に西壁のルートを成功させるのでしょうか。楽しみです。

ゴツゴツした岩や断崖絶壁も多いようなので、鉱山もあるのでしょう。マカルー産のヒマラヤ水晶は標高4,000-5,000mほどのところで採掘しているそうです。

マカルー産とされているヒマラヤ水晶を手にしたことがありますが、極めて透明度が高く、艷やかで美しい水晶です。

採れる量はとても少ないようなので、これからもほとんど流通しないと思います。
もし手に入れるチャンスがあったなら、個人的なコレクションにすると思います♪

ガウリシャンカール産(ネパール)

ガウリシャンカール産(ネパール)
標高7,135mで、雪男の足跡が発見された場所として有名です。

ガウリシャンカールは、「ガウリ」と「シャンカール」に分けることができます。二つの頂上がある山で、南部がガウリ、北部がシャンカールと呼ばれています。

シャンカール(Shankar)とは、ヒンドゥー教の主神シヴァの異名のひとつなんだそうです。
ガウリ(Gauri)とは、シヴァ神の妻である女神の名前のひとつなんだそうです。

主神と女神の名を与えられた山。それがガウリシャンカールです。これ以上ないほど神聖な名前ですね♪

標高6,000mほどの場所から採れるそうで、極めて希少価値は高いです。詳細は分からないのですが、立ち入り禁止の区域が増えているそうなので、今でも希少価値は高いのですが、これからは”手に入らない水晶”になってくるように思います。

ガウリシャンカール産といえば水晶ではなくスモーキークォーツが有名です。有名といって希少なのであまり流通していません。

K2産(パキスタン)

K2産(パキスタン)
最後にご紹介するのはK2です。
標高8,611m、世界2位の標高を誇ります。エベレストに次いで第2位ですね。

今までご紹介してきたガネーシュヒマールやマニカラン、ガウリシャンカールたちはとても立派で神聖な名前でしたね。

世界2位を誇るK2は、なぜ”K2”という無機質な名前なのでしょうか。もっと神聖な名前がついていてもおかしくないというか、そうであるべきですよね。

理由は、あまりに遠く離れた奥地になるため19世紀末まではその存在が知られていなかったんだそうです。
存在が知られていないので当然名前も付いていませんでした。

カラコルム山脈のひとつにK2があります。測量をしていた際、記録するために名前を付けるわけですが、カラコルム(Karakorum)の頭文字「K」の後ろに番号をつけて、標高の高い山にK1・K2・K3・・・、と名前というか番号を付けていたそうです。

K2以外はその後正式な名前が付いたそうなのですが、K2だけは「K2(カラコラム山脈測量番号2号)」のままなんだそうです。

なぜK2のままなのか…。調べてみたのですが答えは見つかりませんでした。
覚えやすいので「K2」という呼び方で広く浸透したため、あらためて名前を付ける必要はない、といった感じで今に至るのかなと思います。

逆にカッコイイですね♪
世界2位なのに立派な名前をつけずに測量番号なのですから。このギャップがステキです!

K2は前述のとおりカラコルム山脈のひとつなので、カラコルム山脈のどこかに鉱山があって、そこから採れた水晶がK2産となっているのかな、と思います。
まさか、K2に登って採掘するなんて現実的ではありませんから。

ヒマラヤ水晶の魅力

いかがでしたでしょうか?

かなりボリュームのあるページになってしまいましたが、ヒマラヤ水晶についてかなり詳細なイメージを持つことができるようになったと思います♪

それぞれの名前から、人々の信仰心などが伝わってきます。神聖な山々を見渡せる場所から採れる水晶たち。ステキですよね。

これからいろんな”ヒマラヤ水晶”を見る機会があると思います。
そのとき、産地がどこなのかを気にして見てみてくださいね。天然石の奥深さを感じていただけると思います♪

下田裕也

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。